1) コストダウン
切削からプレスに切り替える最大のメリットはコストダウンです。切削に比較し、加工時間が圧倒的に短縮されますので、大幅なコストダウンが可能になります。例えば、ロット1000個程度の場合、プレス加工では数百円単位であるのに対し、切削は数千円くらいの差になります。
別途、金型の製作費用がかかりますが、ある程度生産計画が見えている場合は、プレスに切り替えた方が、コストメリットが出る場合が多いです。
2) 品質の安定
1つ1つ材料から削り出す切削加工と比較すると、一度に大量に加工するプレス加工は品質のばらつきが小さいと言われております。部品の品質の安定は、製品の品質の安定につながります。
当社では、検査部門では最新鋭の測定機器を導入し、不良品の混入を防ぐ体制を整えております。また、品質保証部門では、プレス技術とメッキ技術両側面から解析し、品質を保証いたします。元素分析測定器も導入し、さらなる高品質要求にもお応えしています。
3) 加工精度・複雑な形状の加工
一般的に切削加工の方が加工精度は高いと思われていますが、当社の長年にわたるプレス技術開発によって、今までプレスでは不可能と思われていた加工精度を可能にしました。現在ではミクロン単位のオーダーにも対応しております。
また、複雑な形状の加工も技術革新により可能になっています。
例えば、従来のプレス加工では、板厚に対して80〜90%径の穴しか開けられないとされていましたが、当社では板厚に対して45%径の穴を開ける技術を実用化しています。また、3次元立体成形技術により、複雑な形状のものも加工することができます。
プレスに切り替える基準
量
プレス加工に切り替える際に判断基準となるのは、金型の作成費用をペイできるかどうかです。金型作製費用は部品の複雑さ等の要因で大きく異なりますので、一概に何個以上であればプレスにした方がよいとは言えません。
しかし、形状が単純なものであれば、数百個単位であれば、プレス加工でもコストメリットが出る可能性があります。
また、再度発注する可能性の高いものは、一回の発注ロットが少なくてもやはりコストメリットが出る可能性があります。
ご相談いただければ、当社にて価格シュミレーションいたします。
精度・形状
当社では一般的にプレス加工では無理と思われていた形状のものを、これまでも実現してきました。3次元立体化成形技術をはじめとした、当社独自のノウハウを活用し、お客様のご要望に対応いたします。精度に関しても、ミクロン単位の精度が求められるものでも対応可能です。
材質
一般的に固い材質のものはプレス加工には不向きとされています。当社では、化学の知識を持ったスタッフを多く抱えており、素材からの共同開発も行っております。従来の材料ではプレス加工が難しいものでも、代替素材を開発することにより、プレス加工が可能になるケースがあります。
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当社の技術で、貴社に多くのメリットを提供することが可能かもしれません。
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